急斜面を登り山頂へ・・・那英山(819.2m)

やがて木々もまばらになってきて、前方に白っぽい山肌が見えて来た。「あれねっ、あれを登るのね」おばさんの足取りが速くなる。そう言えばここまではほとんど展望がきかず、ただただ木々をかわしながら登って来た。

視界が開けて
視界が開けて

一気に展望が広がった。前方には那英山の東斜面、そしてなだらかに南へ続く稜線に750mポコが見える。「そろそろだよな・・・」私はそっと振り返った、見えている、登り始めの頃には雲に遮られていた十勝連峰が、、、「ほら、見え出したぞぅ〜〜〜」私の叫び声におばさんも振り返る「わぁ〜〜〜見えたぁ〜〜〜」

山頂へと続く東斜面
前方に那英山の東斜面が見えて来る、左端は750mポコ

振り返ると・・・
振り返ると・・・

東斜面がグングンと近づいて来る。で、下の写真を見るとおばさんの先にトレースが続いている、これが例の動物の足跡なのだ。道先案内人?なのか・・・不思議な気がする。

「やっぱり急よねぇ〜〜〜」おばさんが心配そうに呟く。斜面を少し登った地点で弱層テストをした。硬い雪面に積った重めの雪、約10センチのところに評価2程度の弱層があったが、それより下はビクともしない。ほっとひと息ついていると「あっ、誰か登って来たよ」、おばさんの声に振り向くとスノーシューの二人連れだった。

急斜面をジグを切りながら登った、時々立ち止まり、振り返り、シャッターを押す。高度が上がるにつれて益々急になり、白い斜面から離れて慎重に木々の間に逃げる。標高差にして70〜80mくらいだろうか、きつい登りが続いた。

東斜面
迫る東斜面は急だ!!!

急斜面を登る
急斜面をジグザグと登る

急な斜面を登りきると、なだらかな細い尾根となり、そして前方を見ると、、、あぁ〜〜〜まだあの動物の足跡が続いているわけであり!!!やがて前方には大きな雪庇が張り出した山頂が見えて来るのだった。南側の切れ目を狙って山頂に踊り出る、11時48分。

細い尾根
山頂への細い尾根

雪庇の張り出す山頂
雪庇の張り出す山頂に向かう

回りこみ山頂へ

スキーコーナーへ

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