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さて、その岩陰を目指して登って行く、真っ白な斜面が迫り〜ほぼ直線的に先頭を登って行くkoyaさん、おばさんが続き、ノンキーさんが続き〜〜〜息をきらして私も続く。やがてどんどんと傾斜が増して来る、koyaさんが大きくターンして消えた。「もう少しだぞっ」そう言い聞かせながら登って大休止!

ノンキーさんは「おにぎり」を頬張り、私とkoyaさんは「おはぎ」を食べ〜おばさんはプチシューを、、、koyaさんから貰ったチョコレートも口に入れた、ミネラル飲料を飲んだ。ちょっと食べ過ぎかな〜〜そんな思いもあったのだが2002年の沢コースからの目国内岳では、何とシャリバテしてしまった苦い経験があった。今度はそんなドジは踏むまい〜強い意志の?あらわれだった〜〜〜?

稜線を登る

大きくジグを切って

前方にはまだ急斜面が待っていた。北側には雪庇が大きく張り出していた、南側は急斜面で落ちこんでいる。トラバースするのはちょっと怖い〜〜〜先頭で登って行った、時々雪庇の下を覗きこむ、強風の時にはちょっと注意が必要な箇所かもしれない。登り切ると大きく波打つ吹き溜まり〜koyaさんと交代〜〜〜

振り返ると登って来るおばさんとノンキーさんの背後には前目国内岳が見えていた。天気さえ良ければ白樺山からシャクナゲ岳方面への大展望が広がるのだろうが、、、

私はまた最後尾を進んだ。もう急な登りは無い、山頂まで比較的広い稜線を進んで行く。ウッスラと山頂らしい山影を見たのだが、、、すぐにガスに包まれて消えてしまう。

背後に前目国内岳
背後には前目国内岳

ガスと強い風

風は益々強くなって来た、所々アイスバーンの箇所が〜〜〜エッジはきかない〜〜〜慎重に通り過ぎる。無言のまま先頭を行くkoyaさんに続く。振り返って足元を見ると私達のトレースはかき消されそうになっていた。このままもっと視界が悪くなったら厳しい山行となるに違い無い!夏道ルートは遮るものの無い稜線歩きだ、視界の悪い時や強風が吹き荒れる時には無理は絶対禁物である。

時々あの山頂部の大きな岩塊に陽射しが照りつける〜カメラを取り出してシャッターを押す前にガスに包まれてしまった、そんな繰り返しが続いた。「こりゃあ、もう待つしかないか」と、私は立ち止まりチャンスを待った、、、ふっと浮かび上がる岩塊、ズームで狙った〜〜〜指先がとても冷たい!!!

アイスバーンも

見えたっ
前方に山頂部の岩塊が浮かび上がる

一瞬青空が広がる、強風で雪が飛び交う〜〜〜もう山頂は近い、「やっと山頂だなっ」思っていたよりも早く着きそうだった。山頂部の大きな岩塊が浮かび上がった。それはまるでひとつ目の白い妖怪のようにも見える。ためらうことなくそれに向かって進んで行く・・・

強い風!!!

妖怪が待ってるよ


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