沢を渡って、尾根へとりつき

木々をくぐり抜けここからはもうトレースはありません。
anoQさんを先頭にスノーブリッジを越えて渡渉を繰り返すのですが、まだ雪量が少ないせいか、沢水もはっきり見えています。
いかにも落ちそうなスノーブリッジを慎重にわたったり、斜面に追い上げられて木々に絡まれ、くぐり抜け、時間と体力が消耗したのです。

yamas主人のGPSが現在地を的確にキャッチします。
「うん、あの尾根ですねえ」。こわいスノーブリッジをなんとか渡って左岸へ渡り尾根へとりつきました。


恐る恐るスノーブリッジを

さあ、ここからが本格的な登りとなりました。
anoQさんを先頭にどんどん登って行くのですが、そのうち青年が遅れだし、yamas主人が遅れだし、気がつけば
青年の肩には重いリュックサックがズシーーリとのしかかり、
ウロコ付スキーではとても直登できず、斜めになったり、横になったり・・・
ああ、完全に遅れだした青年を遠くからyamas主人が見守ってくれる山行になったのでした。

思わずリュックを下して休憩する青年は「もうすぐだ、山の家はすぐそこだ」と自分に言い聞かせたのでした。
そんな時目の前に「山の家まで300m」の標識が、「やったあーー」青年は重いリュックを再び担ぎのろのろ歩き出したのでした。わっせわっせヘナヘナ、
突然yamas主人の声が「見えましたよーー」

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