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エゾイソツツジはやや終盤を迎えつつあったのだが、ちょうど見頃だったのはマルバシモツケだった。これもあちこちで見事に群生していたのである。さらにウコンウツギやシラタマノキ、そして咲き始めたウラジロタデと~すっかりいつも通りのペースになってしまう。そんな私達を横目にスマホやデジカメでささっと撮って~登山者が通り過ぎて行く。風不死岳へ向かって行くコースと重なるのだが~分岐で樽前山方面と分れるので案外静かなものだ。

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マルバシモツケ

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マルバシモツケ(おばさん撮影)

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マルバシモツケを上から見ると

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ウコンウツギ

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シラタマノキ(おばさん撮影)

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ウラジロタデ

なだらかな裾野を進み~やがて沢形を越えるとやっと登りが始まることになる。このあたりはイワヒゲが多いところだが、さすがにもうほとんど終わっていた。それでもまだ残っている花を見つけて立ち止まる。やがて風不死岳への分岐を右に分けて~そのまま稜線に向かって登って行く。このあたりから一汗かきながらの山行になる。

この山の名に因んだ花であるタルマイソウ(イワブクロ)はちょうど咲き始めたばかり。まだ蕾状態がほとんどだった。それでもあちこちにその姿が見られ~これからはこの花がメインとなることを容易に感じさせる。

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沢形を越えて登りが始まる

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風不死岳分岐

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まだ咲き残っていたイワヒゲ

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タルマイソウは咲き始めたばかり(おばさん撮影)

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コケモモ

樽前山の美しい裾野を見ながら立ち止まり~目を転じると今までより一段と高い位置から支笏湖を俯瞰することになる。「あの山は何処かしら?」おばさんが紋別岳の奥に見えている山のシルエットを指差す。どうやら樺戸山地の山々のようだ。その中で一段と高く見えているのはピンネシリだろう。その左に見えるのは先日登った神居尻山かもしれない。

そんな広がる光景を楽しみながらゆっくりゆっくりと登って行く。やがて再度風不死岳への分岐。この分岐を右に進むと932m東面をトラバースして風不死岳へ向かうルートでもある。東山ピークからの登山者の利用が多いのだろう。私達はそのまま稜線方向(樽前山)に向かって歩を進めた。

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樽前山の裾野が美しい

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眼下に支笏湖を見る

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支笏湖の奥に樺戸山地の山々が見えた(望遠レンズで撮影)

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遠く夕張山地のシルエット(望遠レンズで撮影)

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風不死岳へ(932m東面のトラバースへ)の分岐を右に分けて


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