title

「エゾシオガマ」、図鑑によると花期は7~8月となっているのだが、ここではまだ綺麗に咲いていた。「コウゾリナ」共々、長い期間楽しめる植物なのかもしれない。リンドウ科の「ハナイカリ」はいかにも秋の風情を感じさせる。そんな尻別岳は、距離約3.2km、標高差450mの山行で春はもちろん、この時期でも花々を楽しめる山なのだ。

1 2
エゾシオガマ

3
コウゾリナ

4 5
ハナイカリ

やがて斜度が緩んで~頂上まで500mの標識を見ると頂上稜線は近い。ヨツバヒヨドリやヤマハハコの群落を見ながら緩やかに頂上稜線を進んで行く。10時ちょうど、尻別岳の山頂に立った。ザックを下して広がる展望をカメラにおさめる。目の前には羊蹄山、遠く昆布岳方面。目を転じれば無意根山や余市岳、遠く札幌岳や恵庭岳などのシルエットが望める。ただ頂上は周囲が笹に覆われているのが残念なところだ。

6

7
なだらかな頂上稜線を行く

8
ヨツバヒヨドリ

9
ヤマハハコ

10

11
羊蹄山

12
遠く昆布岳、その右奥に狩場山が見えるが遠い

13
中央に無意根山、左端に余市岳

14
札幌岳、狭薄山、漁岳、恵庭岳などが見えているのだが・・・

毎年この時期に見ているエゾノホソバトリカブトとクロバナヒキオコシ。天気模様から今年は登られないかもと思っていたのだが、なんとか間に合ってその姿を見ることが出来た。

15
エゾノホソバトリカブト
16

17

18
クロバナヒキオコシ
19

次から次へと登って来る人達と入れ替わるように~右に羊蹄山や遠く昆布岳を見ながら下って行く。「綺麗だよね~」「ここで洞爺湖がこんなにクッキリと見えたのは久しぶりだなぁ」。

眼下に登って来た登山道を見ながら急斜面を下って行く。それにしても~強い陽射しが降り注いでいた。暑い、とにかく暑い、だが~真夏とは違って時折吹く風はとても心地良い。登山口近くで、いつも撮るオオタチツボスミレの残り花をカメラにおさめた。近くではウツボグサもまだ咲いていた。12時ちょうど、登山口に到着~好天に恵まれ広がる展望を楽しみながら咲く花々も愛でて・・・そんな満足感に浸りながら装備を解いて帰路についた。

20
右に羊蹄山を見ながら

22

24
眼下に登って来た登山道を見ながら

23
洞爺湖方面が美しい(ちょっとズームで)

25
オオタチツボスミレ

26
ウツボグサ

コースタイム(含休憩時間)

登山口 07:50  723mコル 08:50  山頂 10:00-10:25  723mコル 11:15  登山口 12:00
累計行動時間 4時間10分  歩行距離 6.6km

登山ものがたりへ HOME