title

高度が上がるにつれて周辺には大木が多くなり、それはまるで雪が吹き付けられたオブジェかと思えるようなの様相を呈して来る。「綺麗だわ~~~」おばさんが叫びながら進んで行く。「見事だぁ~」私はそんな自然の織りなす造形に圧倒されながらシャッターを押していた。逆光の大木を見上げると上部の枝はまるで繊細な模様となって目に飛び込んで来る。そんな世界にどんどん吸い込まれて行くような錯覚を覚えながら立ち止まり、振り返り、、、ゆっくりゆっくりと進んで行く。

1
木々に雪が吹き付けられたように

2

3
逆光の大木を見上げる

4

5
画像クリックで幅1024ピクセルの拡大画像表示

山頂の手前にはちょっとした岩塊がある。作業道はその北側を通っているのだが、私達は樹林帯を通り南側から回り込むように山頂を目指した。この付近まで来ると一面はもう真っ白の世界である。ちょうど陽射しも雲に遮られてしまい、ほとんどモノトーンとなった。足元の雪だけを見ていると高低差(凹凸)の確認も厳しくなって来て、思わず木々のシルエットに目を移す。

6
岩塊の南側を巻いて

7
一面モノトーンの世界だ

8
岩塊の南側

9

9時55分、蓬莱山の頂上に立った。スタートしてからゆっくりと、林間の美しさを味わいながら1時間20分で到着したことになる。作業道を下って行くSさんの姿があった、「ヤッホー」と手を振る。私達は水分補給をして、左下に現在は閉鎖中の中山峠スキー場を見ながら作業道を下って行く。

途中のアンテナのある建物の前でSさんが休憩していた。「どっちから登ったんですか?」「林間を歩いて来ました、綺麗でしたよ」、Sさんは私達が歩いた林間を下ると言う。山談義、花談義を交わしてそのまま別れた。10時55分、スタート地点に到着。「綺麗だったわね」「素晴らしかったね、やっぱり冬も良いなぁ~」私達は元旦早々の冬山を堪能出来た満足感に浸りながら車に乗り込んだ。

10
アンテナのある山頂へ

11
作業道を下って行くSさん

12
左に閉鎖中の中山峠スキー場を見ながら

コースタイム(含む休憩時間)
スタート地点 08:35  蓬莱山 09:55-10:05  スタート地点 10:55

スキーコーナーへ HOME