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上空に青空を感じ始め、木々の間から雲に覆われた余市岳が見えて来て~やがて正面に大きな岩壁が立ちはだかる。登山道はこの岩壁の縁を回り込むように進んで行くのだが、このあたりから見られる花々は殊のほか楽しい。久々の花との対面に歓声をあげながら立ち止まり、ザックを下して撮影タイム。こんな調子で山頂へたどり着けるのかとも思われるのだが、山頂に拘らないだけにほとんど気にはならない。

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余市岳は雲に覆われていた

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正面に岸壁が立ちはだかる

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岩壁の縁を進み

さらに急な斜面を登って行く。登山道はほぼぬかるみ状態になってきた。上部から垂れ下がったロープも泥まみれになっていて滑りやすい。やがて最後の難関であるルンゼ下へ到着。滑る足元とロープに難儀しながらも何とかクリア。このルンゼだが下りの方が圧倒的に怖いし難儀する。大勢の登山者で賑わう時には待ち行列?が出来ることだろう。そのまま山頂へと更にひと登りだが、このあたりは高度感いっぱいで足元注意のところでもある。

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ぬかるんだ急斜面を登って行く

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ロープが固定されているルンゼ(岩溝)

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ルンゼを登る花ママ

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山頂に立ったのは13時5分、林道歩きから始まって延々と5時間30分の「花歩き」の登りとなった。ザックを下して山頂からの展望をカメラにおさめる。無意根山と奥に羊蹄山、眼下にさっぽろ湖そして彼方に札幌岳や烏帽子岳、神威岳、小天狗岳等が見えていた。

狭い山頂では数名の人達が休んでいたが程なく下山を始めたので、私達もすぐに続いて下って行く。やはり休むなら足元のしっかりとした?地点で花々に囲まれながら休憩したい。

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三角点の近くの標識(左)と、奥の見晴しスペースにある標識

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無意根山と奥に羊蹄山

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手前に小天狗岳と右後方に札幌岳

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眼下にさっぽろ湖と、奥に烏帽子岳と神威岳を見る

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