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山頂付近からもう少し先の、余市岳がくっきりと見える地点まで足を延ばした。前方には様々な雪の造形が点在する大雪原が広がり、その奥には余市岳がどっしりと鎮座し、右側へ周辺の山々が連なる。何度も見ているこの光景が私達は大好きだ。山スキーを始めた頃にこの大雪原を歩いた心地良さが未だに強い印象として残っていて、それが毎年訪れるようになった一因でもある。

遠く無意根山と中岳、そして札幌岳から恵庭岳周辺の山々が見えていた。立ち尽くし~そんな光景をしっかりと脳裏に焼き付ける。

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前方に余市岳を見て

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左端が余市岳

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余市岳をズームで
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大雪原の奥に無意根山と中岳をズーム

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遠く空沼岳、札幌岳、恵庭岳、狭薄山、漁岳をズーム

強風吹きすさぶ山頂に長居は出来ない。交わす言葉も無く下山を開始した。

風は強いものの視界は良好である。青空の下に広がるブルーの日本海と真っ白な尾根のコントラスト!そして自然の織りなす様々なオブジェに包まれながら、、、すぐ近くには白井岳へと続く尾根、そして遠く手稲山、、、目を転じると広い尾根を登って来る人達の姿を見て、、、私達は右へ左へと周辺を散策するようにゆっくり下って行く。

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強風吹きすさぶ山頂を後にする

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眼下にブルーの日本海を見ながら広い尾根を下る
画像クリックで幅1024ピクセルの「石狩湾を望む」画像表示

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白井岳

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右奥に手稲山

数は少ないものの点在する樹氷は、まさしくモンスターが立ち上がっているかのように見える。その足元?には強風で雪が舞い、今にも動き出しそうな雰囲気さえ漂うのだ。ブルーの日本海を背景に佇む?モンスターも面白い。

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雪原のモンスター
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ブルーの日本海を背景に佇む?モンスター

広い尾根散策を終えて登りのルートへ戻った。シールを外してちょっと重めのオフピステの滑りを楽しむ、とは言っても安全第一のゆったりモードである。

高度が下がるとあの強風はウソだったかのように、ピタリと風が収まった。そうなると陽射しを受けながらのポカポカ陽気である。「haseさんですか、いつもHPを見ていますよ」札幌から来られたと言う単独の男性deguさんに声をかけられた。「ありがとうございます、最近はあまり登っていなくて・・・」しばし山談義を交わし、山頂方面は風が強いことをお伝えして別れた。

一気にスタート地点まで下ってほっと一息、今日はほとんど休んでいなかったことに気づき~ザックを下してスポーツドリンクを飲み干す。「こめっとのおっさんですか?」女性から声をかけられた。「えぇ、そうですが・・・」「ブログる、の相方です」、「あ~しばらくでした。この山で会うのは2回目ですね」。今日はお母さんとご一緒のスノーシュー行なのだそうだ。『ブログる revival』の「ぎょさんと相方さん」のお二人には何かと出会うことが多い。これも何かの縁なのかもしれない。
「上は風が強いですから~」「そうですか、行けるところまで行ってみます」。お二人の後姿を見送って私達はスキー場のゲレンデに飛び出した。ロングコースをゆっくりと下って行く・・・朝里岳で得られた素晴らしい光景を背負いながら・・・

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コースタイム(含休憩時間)

スカイキャビン山頂駅 09:20  朝里岳 10:25  途中雪原散歩 山頂駅 11:05-11:15  駐車場 11:35

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