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標高1000mを越えると樹氷は一段と美しくなって来る。青空がどんどん広がり始めた。「おぉ〜綺麗だぁ!」私は叫びながらファインダーを覗く。今回の山行の目的のひとつはこの樹氷群を見ることだった。それだけにカメラを持つ手にも力が入る。

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標高1000mを超えると樹氷が一段と美しさを増した

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樹氷群に取り囲まれながら進んで行く・・・まさしくモンスター軍団のお出迎えと言ったところだ。ラッセルがちょっと深くなって来て、先行トレースがあっても少し沈むような感触だ。「きっと大変だったわよ」おばさんは言った。私達は先行するスノーシューのトレースに沿って歩いているからそれほどの苦も無く、周囲の光景を楽しむ余裕もある。しかし、先行トレースが有るか無いかで、体力的にも時間的にも全く違った山行になる。「助かったよなぁ〜」私は心からそう思った。

おばさんが立ち止まり歓声をあげた〜その視線の先には・・・樹氷を手前に従えてブルーの支笏湖が見えていたのだ。その光景はまるで箱庭にでも浮かんでいるかのような錯覚に陥りそうだった。

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モンスターに取り囲まれて・・・

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立ち止まる視線の先には・・・

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箱庭に支笏湖が浮かんでいるかのような錯覚に陥りそうだった

やっと森林限界になって前方の視界が開けた、「ほら、あそこにっ」おばさんが指差す方向には、先行する単独の男性の姿が見えていた。白い雪と淡いブルーの空、そして静かに湧き上がる白い雲が織りなす光景を楽しみながら・・・スノーシューのトレースに導かれるように登って行く。

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先行する男性がやっと視界に入った

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トレースに導かれて

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白い雪と淡いブルーの空、静かに湧き上がる白い雲が織りなす光景を楽しみながら・・・

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