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標高1000m付近まで来ると見事な光景が広がり始めた。「ちょっと待って」私は先頭を進むおばさんを呼び止めた。ずっと後ろから写していたのだが、この場面は前から撮りたかったからである。私は、これから一行が進んで来るコースを大きく回りこんで登って来る姿を待ち構えた。背景に青空があるのがうれしい。おばさんは私の前を無言で通り抜けて進んで行く。そしてその先には見事な樹氷が立ちはだかっているわけであり・・・  

輝くぅ〜〜〜

おばさん行く

「そんな中を進んで行く一行はまるでモンスター軍団のお出迎えをうけているようであり、上から見下ろされているようでもあり、、、ファインダーから覗く光景は御伽噺の世界でも見ているようでもあり・・・周囲を見渡すと青空を背景にした樹氷が、、、日差しを受けて輝いている樹氷が美しい光景を織り成すわけで・・・

おばさんもJAJAさん姉妹もそんな世界を楽しむように見上げながら、見つめながら〜ゆっくりと進んで行った。私は夢中になってシャッターを押していた。

いよっ、三姉妹

モンスターが見下ろすぜい

きゃぁ〜〜〜綺麗だぁ

これは整然と

「すごいねぇ」「やっぱりこのあたりまで来ると見事だわねぇ」。青空と白い山並み、そしてこの樹氷の美しさが冬山の魅力だろうか〜もちろんそれらに付随して粉雪三昧の滑りを楽しむと言うこともあるのだが、、、
樹氷で言うなら札幌近郊では規模でも美しさでもこの山が、この北西尾根が一番私達の目に輝いて見える。それが3度目のこの尾根歩きになる理由なのかもしれない、そしてまた来年もきっと訪れるだろう。

やがて視界が一気に開けてホロホロ山の山頂へと続く大雪原のような尾根が広がる。しかしうっすらとした日差しは感じるものの、上空を覆う雲でモノトーンの世界となっていた。「今年もやっぱりダメかしらね」「この山の青空には縁が無いのかも」JAJAさんもちょっと残念そうに呟く。

視界が開けて
大雪原のような尾根が広がる

さあ、行こう

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